今回は、今やお正月の注目行事の一つと言っても良い【箱根駅伝】についてです。
しかも初心者の私が、初心者なりに調べた箱根駅伝の区間ごとの注目点をまとめてみようかと思います、まずは往路の5区間についてチェックしていきます。
また、初心者が抑えるべきポイントも合わせて紹介していきます。
また、復路の5区間はこちらで詳しく確認できますので是非とも合わせてチェックしてみてください→[初心者向け]箱根駅伝の復路,区間ごと注目ポイント点まとめ
箱根駅伝、往路の区間まとめ
まずは、簡単に各区間について表にまとめてみました。
往路 | 距離 | 区間 |
1区 | 21.3km | 東京大手町~鶴見中継所 |
2区 | 23.1km | 鶴見中継所~戸塚中継所 |
3区 | 21.4km | 戸塚中継所~平塚中継所 |
4区 | 20.9km | 平塚中継所~小田原中継所 |
5区 | 20.8km | 小田原中継所~箱根・芦ノ湖駐車場 |
このように各区間20km以上の距離を選手は走ることになります、ハーフマラソンに近い距離になりますね。
箱根駅伝1区
1区
21.3km 東京大手町~鶴見中継所
区間記録者→佐藤悠基(東海大学 2007年)
区間記録→1時間01分06秒
「よーいどん」でスタートする1区は、全ての大学が同じ条件でレースを始めます、単純に考えると1位で2区の走者にタスキを繋いだ選手が区間トップの選手になりますね。
1区のコースの特徴
首都東京から出発し都会の街中を走るコースになります、前半は平坦な道のりが続きます。
品川駅のあたりがちょうど7キロほどになりここから最初の登りが始まります、その後一気に下ることになります。
東京から神奈川県に入ってからは、アップダウンの続くコースになります。
1区の見どころ
1区は7キロ地点頃までは平坦な道のりが続くために、各選手は並走し選手同士で駆け引きが行われます、そして初めの登り下りになる品川駅あたりで1回目の選手のふるい落としが始まります。
そして18キロ過ぎの「六郷橋」の下りを利用してギアを上げる選手が多く、そのまま1区レースは大詰めに向かいます。
1区初心者が注目すべきポイント3点
1区で初心者が抑えておくと良いポイントとしては、
●スタート地点
スタートと見ることで始まりの緊張感を感じられる
●六郷橋
アップダウンへ変化することで集団がばらけてくる
●川崎区役所前の立体交差点
一気にスピードが上がり、ラストへ繋げる地点になるでしょう
箱根駅伝2区
2区
23.1km 鶴見中継所~戸塚中継所
区間記録者→相澤 晃(東洋大学 2020年)
区間記録→1時間05分57秒
箱根駅伝について必ず聞くことになる「花の2区」と言う言葉、これはこの2区に各チームのエース級の選手がエントリーされるることが多く、1区の遅れを「ごぼう抜き」するなどの数々のドラマを見せてくれる区間です。
2区のコースの特徴
大きくわけつ3つのコースに分けれるでしょう。
序盤は平坦な道が続きます、中盤からは長い坂道が続き、最後に難所と言われる戸塚中継所直前の坂を上り2区はフィニッシュになります。
2区の見どころ
2区の一番の見どころはやはりエースが多く走るということ、2区で主導権をとることで往路の優勝が見えてくる可能性のありえます。
直線が速いだけではなく、アップダウンのコースにも対応することができる選手をエントリーしてきます。
そう考えると必然的にエースが走り、重要な区間であることは間違えないでしょうか。
2区初心者が注目すべきポイント3点
●花の2区
各大学のエースの走りを堪能
●権太坂
道が狭く坂がきつく箱根ファンの心を掴む地点
●戸塚の壁
残り1キロに訪れる最大級の坂
箱根駅伝3区
3区
21.4km 戸塚中継所~平塚中継所
区間記録者→ヴィンセント(東京国際大学 2020年)
区間記録→59分25秒
東京~箱根間には様々自然の景色があります、この3区には11キロ地点を過ぎると富士山を望むことになります、そして広大な相模湾を走ることになるのが3区です。
3区のコースの特徴
登りの途中にある中継所でタスキを受け、下りを利用してスピードに乗ることができ、下りきった後は、相模湾沿いの平坦なコースが一番の特徴になります。
21.4キロはハーフマラソンより3000mちょっと長い距離になります。
3区の見どころ
3区になると並走する集団がほとんどなくなる、2,3人で走ることになることも多くなります。
また、2区でのエースの走りの勢いのままレースを展開できるのか?また、2区でのつまずきを取り返すことをもできる区間とも言えるでしょう。
しかし、海沿い走ることから海風を受けたり、正面から日差しを受けることもあり、体力的にも当日の天候に大きく左右されることでしょう。
3区初心者が注目すべきポイント3点
●スピード区間
平坦な道が多い為スピードが試される
●横須賀交差点
これまでの山の景色から海の景色にきりかわる地点
●湘南大橋から富士山
日本の正月に富士山を届けてくれます
箱根駅伝4区
4区
20.9km 平塚中継所~小田原中継所
区間記録者→吉田祐也(青山学院大学 2020年)
区間記録→1時間00分30秒
4区のコースの特徴
平坦な道が続いているように思われる区間でもありますが、細かいアップダウンが多い区間でもあります。
4区の見どころ
ここに来ると区間全体を一人で走ることも多くなります。
また、景色も大きく変わらないのが特徴ですので、一人で淡々と走ることができる選手が強いと言われています。
また、ちょうど気温が上昇する時間帯ですので、天気の影響も注目の一つでもあります。
セナルドンの背中ポン
この4区には語り継がれる名シーンがあります。
2017年駒澤大学のエース中谷選手が後続に次々に抜かれていく中で、合同合宿で中谷選手のことを尊敬していた創価大学のセナルドン祐慈選手が中谷選手の背中を「ポン」と叩きエールを送った。
その後、息を吹き返したように中谷選手のペースがアップしたことでファンは熱くなったようです。
4区初心者が注目すべきポイント3点
●一人走り
どれだけ一人で走って実力が出せるか試される。
●小田原駅
例年、箱根駅伝ファンで混雑する場所。
●アンカーへ何位で繋ぐか
往路のアンカーの5区へ何位でつなぐかで順位がある程度計算できる
箱根駅伝5区
5区
20.8km 小田原中継所~箱根・芦ノ湖駐車場
区間記録者→宮下隼人(東洋大学 2020年)
区間記録→1時間10分25秒
箱根駅伝最大の見どころとも言えるのが間違えないのがこの5区です。
往路の最終区でもあり、箱根駅伝でさまざまなドラマが生まれてきた区間です。
誰もが一度は聞いたことがある「山の神」はこの区間から生まれます。
5区のコースの特徴
なかなか予想のつかない難コース。
高低差800mを一気に登る山登りと言われています、最も短い区間でありながら、最も難しい区間であります。
16キロ付近を過ぎると3キロほど下りになることもあり、また気温差も大きく本当に難かしいくな㏍であり、どの大学がゴールを一番にゴールを切ることになるのか注目の区間になります。
5区の見どころ
さきほどから何度も説明で出てきている難コースなだけに、予測不可能な所が一番の見どころでしょう。
これまでトップを走っていた大学が、この山登りで失速したり、またここで大逆転を演じる大学が現れたりすることもあります。
当然ながら、大逆転を演じ衝撃した走りをした選手は「山の神」と呼ばれていきます。
山の神と呼ばれた選手
●初代 山の神
【今井正人(順天堂大学)】
●二代目 山の神
【柏原竜二(東洋大)】
●三代目 山の神
【神野大地(青山学院大)】
この三人についてはまた記事にしてみたいと思います。今回も四代目山の神との期待が掛かる選手も存在します、この山を制する選手が出てくるか楽しみですね。
5区初心者が注目すべきポイント3点
●難コース
箱根駅伝一の難コース、大逆転などのドラマも生まれる
●山の神
語り継がれる称号を得る選手が現れるか大注目です。
●往路優勝
往路の最終区間、当然優勝チームに注目
まとめ
ここまで、箱根駅伝の往路の(1区~5区)について初心者がまとめ、初心者でも注目できる点を挙げてきました。
結果や記録だけではなく、そのコースの特徴を理解しながら観戦することが箱根駅伝の大きな楽しみ方ではないでしょうか。
初心者の方が箱根駅伝の魅力について知っていく一番初めのポイントになれば良いかと思います。
また、箱根駅伝について各チームの注目選手のまとめ記事や、数年後の箱根駅伝の主役になり得るであろう高校生の記事もありますので合わせてご覧ください。
今回は最後までお読みくださりありがとうございます。
今後とも有益な記事を投稿していきますので何卒宜しくおねがいします。
参考→箱根駅伝ガイド2021
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