今回は、今やお正月の一大行事の一つと言っても良い【箱根駅伝】についてです。
しかも初心者の私が、初心者なりに調べた箱根駅伝の区間ごとの注目点をまとめてみようかと思います、まずは復路の5区間についてチェックしていきます。
また、初心者が抑えるべきポイントも合わせて紹介していきます。
また、往路の5区間はこちらで詳しく確認できますので是非とも合わせてチェックしてみてください→[初心者向け]箱根駅伝の往路,区間ごと押さえるポイント点まとめ
箱根駅伝、複路の区間まとめ
まずは、簡単に各区間について表にまとめてみました。
往路 | 距離 | 区間 |
6区 | 20.8km | 箱根・芦ノ湖駐車場~小田原中継所 |
7区 | 21.3km | 小田原中継所~平塚中継所 |
8区 | 21.4km | 平塚中継所~戸塚中継所 |
9区 | 23.1km | 戸塚中継所~鶴見中継所 |
10区 | 23.0km | 鶴見中継所~大手町・読売新聞社 |
このように各区間20km以上の距離を選手は走ることになります、ハーフマラソンに近い距離になりますね。
箱根駅伝6区
6区
20.3km 箱根・芦ノ湖駐車場~小田原中継所
区間記録者→館澤亨次(東海大学 2020年)
区間記録→57分17秒
復路のスタートになります、往路のスタートとは違い復路は一斉スタートではありません。
ここで復路のスタートについてまとめてみます。
●往路の1位から10分以内にゴールしたチームは、そのタイム差に応じて1位から順にスタートします。
●往路の1位から10分以上離されてゴールしたチームは、1位がスタート後にまとめて一斉にスタートになります。
6区のコースの特徴
単純に、往路で走ってきたコースを復路で戻るイメージです。
6区は5区で山を上ってきたのに対して、山を下っていきます。
最初の4キロは上りですが、一気に下ることになります。
6区の見どころ
山下りは、きつい斜面を下ることで脚への負担が大きくなることから、斜面が緩くなることで脚が出なくなってしますことがあります。
これにより、脚が前にどんどん出る走り方で、下りに強いと追われる選手が優位になる区間となります。
見どころは、一気に下る山下りの走りですね。
6区初心者が注目すべきポイント3点
●山下り
斜面のきつい下りの走りに注目
●バイクカメラ
背景がどんどん変わっていく中でのTV中継のバイクカメラ
●箱根湯本
監督からの激が飛びラストスパートへ
箱根駅伝7区
7区
21.3km 小田原中継所~平塚中継所
区間記録者→阿部弘輝(明治大学 2020年)
区間記録→1時間01分40秒
7区のコースの特徴
小田原中継所から平塚中継所までの観戦にも非常に適した区間であることから観戦するファンも多くなります。
スタート直後は箱根の山から吹く風が冷たく感じらますが、湘南路になると太陽が降り注ぐことが多く寒暖差が大きくなる区間とも言えるでしょう。
7区の見どころ
この7区で往路のタイム差をどれだけ縮められるかが、復路優勝や総合優勝の可能性のあるチームには重要になってきます。
また、2020年にはこれまでの記録を30秒以上も更新した残したことで話題になりましたが、今回も大きな記録更新の可能性を秘めたコースです。
7区初心者が注目すべきポイント3点
●山から海へ
大きく景色が変わっていく
●小田原中継所でのタスキリレー
タスキを受けて走り出す選手、タスキを繋ぎ倒れこむ選手、この二つの情景がしっかりと観戦できる中継所であります。
●ラスト1km
ラスト1kmは下り坂を利用したスパートをかける選手が多く、スピード感あふれるラストの攻防が注目される。
箱根駅伝8区
8区
21.4km 平塚中継所~戸塚中継所
区間記録者→小松陽平(東海大学 2019年)
区間記録→1時間03分49秒
この8区あたりから、シード権争いがし烈になってきます。
シード権とは、総合順位の10位までに入った大学が来年の箱根駅伝への出場権が自動的に与えられます。
8区のコースの特徴
追い風を受けることが多いのがこの8区の特徴です。
また、晴天となれば寒い1月でありながらもしっかりとした日差しをうけることで体力を奪われることも多く、ペース配分の重要な区間に上げられます。
8区の見どころ
8区には終盤に「遊行寺の坂」と言われる高低差30m以上の非常に急な登り坂です、しかしその直伝にも「嘘の遊行寺の坂」と言われる坂があり、2段階の登り坂が存在します。
レースの集中していないと嘘の遊行寺の坂で脚を使い切ってしますこともあり、そのあとの本当の坂で失速してしますことになります。
このようなポイントを知っておくだけで、レースをいろんな意味で楽しめます。
8区初心者が注目すべきポイント3点
●シード権争い
8区あたりから、各大学の狙う位置が決まってくることが多くなります。
●選手層
復路優勝を狙うには8区と9区に実力の高い選手をエントリーさせることがどれだけできるか選手層の厚さが試されます。
●遊行寺の坂
2段階の坂があることに注目して観戦
箱根駅伝9区
9区
23.1km 戸塚中継所~鶴見中継所
区間記録者→篠藤淳(中央学院大学 2008年)
区間記録→1時間08分01秒
23.1kmと長い距離を走る9区、いよいよ箱根駅伝も中盤に差し掛かり、総合優勝、復路優勝、完全優勝に加えシード権争いが俄然注目されてきます。
9区のコースの特徴
タスキを受けてからは直ぐに下り坂が続き、その後も長い距離を走りながらも起伏の多い距離を走ります。
花の2区とほぼ同じコースとのことで非常に冷静な走りが要求されます。
9区の見どころ
復路のエースクラスの選手が多く走るのがこの9区の区間になります。
上位のチームはこの9区をしっかり走ることで最終の10区に安定して繋ぐことができ順位の確保にも繋がります。
経験の多い4年生が走ることが多い区間とも言われています。
9区初心者が注目すべきポイント3点
●給水担当
給水は非常に重要になりますが、同時に受ける給水担当からのエールも選手に大きな力を与える一つになることは間違えありません。
●繰り上げスタート
「復路すべての中継所は20分遅れたチーム」が繰り上げスタートになります。
タスキを繋ぐことの使命感、タスキの重さを一番感じる出来事であることで一番残酷なシーンとも言えるのでは二でしょうか。
●復路の花
復路の中での力のある選手が多く走ることに注目
箱根駅伝10区
10区
23.0km 鶴見中継所~大手町・読売新聞社
区間記録者→嶋津雄大(創価大学 2020年)
区間記録→1時間08分40秒
ながい戦いも最後です。
箱根駅伝を走ることを夢見て大学に進学した選手たちの中で約30%の選手しか箱根を走ることができないとの統計もあるようです。
そんな、走ることができなかった選手の全ての思いをタスキに繋ぎゴールへと向かいます。
10区のコースの特徴
ゴールの都心に向かうことで、ビル風を受けたり、時間的にも気温の上昇があったりする10区。
しかし何よりここまでの戦いの集大成を見せるにはふさわしいコースでしょう。
10区の見どころ
逃げ切ることができるか、大逆転があり得るのか、シード権を掛けた順位争いなどこの10区にはいろんな意味での見どころがあります。
アンカーがどれだけ粘り強い走りを見せてくれるか、そしてゴールで待ち構えている選手たちの表情も箱根駅伝の最後を見届けることで感動が生れるでしょう。
10区初心者が注目すべきポイント3点
●ラストスパート
ゴール近づくにつれて順位争う中で並走している選手達がどのポイントでラストスパートを掛けるかが注目。
●寺田交差点
2011年に起こった伝説のコース間違え
●ゴールの瞬間
長かった戦いの終わりでもあり、来年への始まりにもなります。
まとめ
ここまで、箱根駅伝の復路の(6区~10区)について初心者がまとめ、初心者でも注目できる点を挙げてきました。
結果や記録だけではなく、そのコースの特徴を理解しながら観戦することが箱根駅伝の大きな楽しみ方ではないでしょうか。
初心者の方が箱根駅伝の魅力について知っていく一番初めのポイントになれば良いかと思います。
また、箱根駅伝について各チームの注目選手のまとめ記事や、数年後の箱根駅伝の主役になり得るであろう高校生の記事もありますので合わせてご覧ください。
今回は最後までお読みくださりありがとうございます。
今後とも有益な記事を投稿していきますので何卒宜しくおねがいします。
参考→箱根駅伝ガイド2021
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