今回は、全日本大学駅伝2020の注目選手を10名ピックアップしていきたいと思います。
新型コロナウィルス感染拡大の為に出雲駅伝が中止となり、全日本大学駅伝2020がシーズンの初戦になります、
また今大会は開会式閉会式は無く、例年ならば各区間を走り終えた選手はバスでゴールの伊勢神宮に向かいますが、今年は名古屋へ戻るようです。
また、出場校一覧と上位進出の可能性が高い5校についてまとめた記事はこちらになりますので合わせてチェックできます。→全日本大学駅伝2020出場校まとめ、注目5校とコースも紹介!
では、そんな全日本大学駅伝2020の注目選手10名をチェックしていきましょう。
名取燎太【東海大 】4年生
10000メートル ベストタイム
【28分10秒51】
まず最初は、昨年優勝し2年連続3回目の優勝を狙う東海大学の名取燎太選手です。
昨年は最終8区でトップの青学を逆転し東海大学を優勝へ導き大会MVPを獲得した名取選手、最終学年となり、今年も最終の8区にエントリーされ力走が期待できます。
再生工場で復活した名取選手
出身は長野県の佐久長聖高高校。
このマラソン日本記録保持者の大迫傑らを輩出した名門高校です。しかし名取選手は大学入学後からケガで苦しみ、昨年の全日本大学駅伝がデビュー戦となりました。
デビューでしっかりと結果を出した名取選手の今シーズンに注目です。
名取 燎太(ナトリ リョウタ)
生年月日:1998年7月21日
身長:172cm 体重:52kg
出身地:広島県東広島市
所属:佐久長聖高校→東海大学
吉田圭太【青山学院大】4年生
10000メートル ベストタイム
【28分27秒40】
青山学院大学のエース言えばこの吉田圭太選手ではないでしょうか、高校時代からの実績に加え大学2年生時には、日本インカレ5000メートルで3位(日本人選手としては最高位)と大学でも活躍しています。
その2年生時に出場した三大駅伝(出雲、全日本、箱根)全てで区間賞を獲得するなど経験・実績ともまさに期待のエースと言えるでしょう。
吉田圭太選手、中学・高校時代の活躍
中学時代から中距離選手として頭角を現し、3年生には全国中学陸上3000メートルで5位に入賞を果たします。
世羅高校時代には、1年生時と2年生時に全国制覇を成し遂げる活躍で一躍世代の注目選手に成長しました。
お父さんの世羅高校出身の陸上選手で、現在の青山学院大監督の原氏と高校駅伝でタスキを繋いだようです。
吉田 圭太(ヨシダ ケイタ)
生年月日:1998年8月31日
身長:169cm 体重:59kg
出身地:長野県富士見町
所属:世羅高校→青山学院大
中谷雄飛【早稲田大】3年生
10000メートル ベストタイム
【28分19秒27】
昨年の全日本大学駅伝では、不調で思うような走りをすることができず悔しい思いをした早稲田大学の中谷選手。
今シーズン初戦となるこの全日本大学駅伝、ここまでの大きな故障もなく順調に調子を上げてきていることから活躍も大いに期待できることでしょう。
大迫傑選手との合宿を経験した中谷雄飛
8月に長野県で行われた日本を代表する大迫傑選手が呼び掛けた合宿に参加した中谷選手、
そこでは、「強くなるには継続することが大事」と合宿中に学び日々の生活の中でも継続することがどれだけ大事か意識しているようです。
中谷 雄飛(ナカヤ ユウヒ)
生年月日:1999年6月11日
身長:169cm 体重:58kg
出身地:長野県諏訪郡下諏訪町
所属:佐久長聖高校→早稲田大
神林勇太【青山学院大】4年生
10000メートル ベストタイム
【29分13秒63】
優勝候補の青山学院大学の3本柱の一人と言われる神林勇太選手、エースの吉田、主将の神林、そして2年生の岸本(全日本大学駅伝は不参加)なかで主将としてチームを引張る走りを見せてくれるでしょう。
三大大会の内、出雲が中止の為に箱根駅伝は当然ながらこの全日本大学駅伝も間違えなく優勝争いを演じてくれるでしょう。
ベストタイム以上の実力の持ち主と言われている神林選手だけに激走を期待してい応援していきたいですね。
学生で競技引退の神林勇太
大学を卒業後は競技を引退することを表明している神林選手、これほどの実力者の引退はさみしいことですが、最後の伊勢路での走りを期待していきたいですね。
ちなみに卒業後は大手ビールメーカーに入社が内定しているとのことです。
神林 勇太(カンバヤシ ユウタ)
生年月日:1998年5月8日
身長:172cm 体重:58kg
出身地:神奈川県川崎市
所属:九州学院高校→青山学院大
田澤廉【駒沢大】2年生
10000メートル ベストタイム
【28分13秒21】
駒澤大学からもエースを紹介します、この全日本大学駅伝で田澤選手は、チーム戦略では補欠としてエントリーされています。
一人で局面を打開する力を持っている田澤選手を当日どこの区間に持ってくるかにより、各校の脅威になるのではないでしょうか。
「大砲」と言われているだけありレース全体を大きく左右することができる選手でしょう。
キレイなフォームの田澤廉選手
長身で手足が長く、前傾の強いフォームと言われている田澤選手、大きなスライドをを活かしたフォームも注目ですね。
陸上選手として180cmと長身の選手になりますね。
スーパールーキから1年が経ちました、全日本大学駅伝での走りでチームを優勝に導くことに期待していきましょう。
田澤 廉(タザワ レン)
生年月日:2000年11月11日
身長:180cm 体重:60kg
出身地:青森県八戸市
所属:青森山田高校→駒澤大学
藤木宏太【國學院大】3年生
10000メートル ベストタイム
【28分24秒79】
2020年の箱根駅伝で1区好走をし2位に入ったことで大いに記憶に残った選手がこの國學院大学の藤木宏太選手です。
全日本インカレ2020では、10000メートル6位(日本人3位)と好成績を収めました。
その勢いで全日本大学駅伝も國學院大學はダークホースとも言える位置で上位を狙っていることでしょう。
藤木宏太選手は世界大学クロカン選手権の日本代表
藤木選手は、クロスカントリーの大学世界大会へ出場する日本代表に選出されたいました、箱根駅伝での活躍も大いにあっての選出だったようです。
残念ながら新型コロナウィルス感染拡大の為に大会は中止になってしましました、世界で戦うことができる大会だったので残念ですが、この全日本大学駅伝で爆発してもらいたいです。
藤木 宏太(フジキ コウタ)
生年月日:2000年3月2日
身長:171cm 体重:51kg
出身地:北海道上富良野町
所属:北海道栄高校→國學院大
西山和弥【東洋大】4年生
10000メートル ベストタイム
【28分03秒94】
昨シーズンは股関節のケガで思うような走りをすることができず、「無謀で、自分に自信のない中で突っ込んでは駄目でというのが続いていました」と自ら反省のコメントもしている西山選手。
今年は自分自身の走りを見つめ直すことで結果を残してきました、全日本インカレ2020の10000メートルでは、留学生がレースを引っ張る中で集団についていかず、自分の走りで最終的に総合5位(日本人2位)で冷静にレースを展開しています。
東洋大学に欠かせない西山和弥
全日本大学駅伝では、東洋大学は上位を狙う力は十分あります、東洋大学の命運を握っていると言っても良いのがこの西山選手でしょう。
「復活」と言われていて、区間賞をも狙ってレースを盛り上げてくれることは間違えないでしょう。
西山 和弥(ニシヤマ カズヤ)
生年月日:1998年11月5日
身長:167cm 体重:53kg
出身地:群馬県伊勢崎市
所属:東京農業大学第二高等学校→東洋大学
塩澤稀夕【東海大】
10000メートル ベストタイム
【28分16秒17】
3年生時に初めて走った箱根駅伝では、花の2区をまかせた逸材です。
東海大学の選手層は非常に厚く、「黄金世代」の卒業後にチームを引張る存在に成長しました。
優勝候補筆頭として臨む今回の全日本大学駅伝では、名取燎太選手と共に激走を見せてくれるのではないでしょうか。
狙うは駅伝と日本選手権との3冠
今シーズンの大きな大会として今回全日本大学駅伝、正月の箱根駅伝の2つの大会と、12月4日に行われる全日本選手権(長距離)があります。
このすべての大会で優勝を目標に調整を続けているとのことです、ロード、トラックとの違いの影響もありますが是非とも達成したところを見てみたいですね。
塩澤 稀夕(シオザワ キセキ)
生年月日:1998年12月17日
身長:179cm 体重:59kg
出身地:三重県桑名市
所属:伊賀白鳳高校→東海大
三浦龍司【順天堂大】1年生
5000メートル ベストタイム
【13分51秒97】
まさに、スーパールーキとはこの三浦龍司選手の為の言葉とも言えるのではないでしょうか。
無観客で雨の降りしきる中で行われた箱根駅伝予選会、ハーフマラソンで行われ男子マラソン東京五輪代表の大迫傑選手のU20日本記録を更新する1時間1分41秒で日本人トップの快走を見せつけてくれ、陸上ファンならずとしても名前が知れ渡りました。
そんな、三浦選手が初めての大学駅伝を走ります、それだけで大注目ですね。
負けず嫌いの三浦龍司選手
コロナ過で、入学後すぐに入寮や練習に参加することができず、思うような大学での陸上生活や大学生活を送ることができないままでのスタートとなりましたが、その困難にも負けず、持ち前の負けず嫌いでここまで成長してきたことでしょう。
「『トラックだけ』とか『ロードは弱い』と言われたくなかった」と過去にコメントしていることから負けず嫌いなようですね。
三浦 龍司(ミウラ リュウジ)
生年月日:1998年8月31日
身長:165cm 体重:52kg
出身地:島根県浜田市
所属:洛南高校→順天堂大学
川瀬翔矢【皇学館大】4年生
10000メートル ベストタイム
【28分18秒25】
最後に紹介するのは東海地区ナンバー1と言われている皇学館大学の川瀬選手です。
地方大学から世界へを目標に東海学生記録を三種目で樹立してきた成長著しい選手の一人と言えるのではないでしょうか。
皇学館大学といえば、全日本大学駅伝のゴールがある伊勢神宮のお膝元の大学です、地元大学の利点を大いに活かし、コロナ過の為沿道からの大声援は期待できませんが、思い切った走りを見せてくれるのではないでしょうか。
川瀬翔矢選手のライバル塩澤稀夕選手
同じ三重県内の高校出身の川瀬選手と塩澤選手、川瀬選手は近代高専、塩澤選手は伊賀白鳳高校と高校時代からライバル視してきた選手との対戦も注目になりますね。(同じ区間を走れば面白いのですが)
また、川瀬選手は中学まではサッカー部だったようで本格的に陸上を始めたのは高校入学後のようです。
川瀬 翔矢(カワセ ショウヤ)
生年月日:1998年7月19日
身長:172cm 体重:50kg
出身地:三重県名張市
所属:近代高専→皇学館大学
まとめ
ここに紹介した選手以外にも注目の選手はたくさん存在しますが、この10名は間違えなく今回の全日本大学駅伝を大いに盛り上げてくれることは間違えないでしょう。
チームの順位に大きく影響してくるあろう選手を独断で上げさせていただきました。
11月1日のレースが非常に楽しみですね。
また、出場校、コース、注目の出場校についてはこちらでまとめてありますので合わせてチェックしてみてください。
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